おかげさま日誌

  • 2025.09.15

    「十勝レンガ」の制作ワークショップを行いました

    現在進行中の永祥寺青松殿の建設。

    使う素材には既製品ではなく、ここでしか出来ない物を少しでも多く取り入れようと試みています。

    今回入り口付近に使うレンガを十勝産の土で、自分たちで一から作る事に挑戦しています。

    連日工房で粉砕作業を続けた粘土を使用して、成型するまでのワークショップを9月6日に行いました。

    会場の永祥寺様にはおよそ60人の参加者が集まってくれました。

    ワークショップでは、粘土を細かく「砕く」、砂状になった粘土を水と合わせて「こねる」、最後に木枠に「詰める」という三つの工程を行い、それぞれ自由に取り組んでいただきました。

    おかげさまのスタッフも丁寧に土の捏ね方を伝えてくれていました。

    隙間が出来ない様に、粘土を力一杯型に押し込みます。

    すごく綺麗な出来の物もあれば、ちょっと歪んでしまった物もありましたが、皆さん自分の作ったレンガを嬉しそうに見つめていました。

    ワークショップには、檀家さんだけでなく地域住民や新聞報道をご覧になって興味を持ってくださった方など、老若男女、様々な方々が参加してくださいました。
    多くの人が関わって楽しみながら一つの建築を仕上げるという行為はとても楽しい事でした。

    自分の作ったレンガに、最後は名前を刻んで頂きました。
    建物の一部として残るレンガ作りに、「貴著な体験でした」「楽しかったです。」と皆さんが楽しんでくれていました。

    ワークショップで成型したレンガは参加者の皆さんに持ち帰って頂き                            乾燥が終わるまで3週間、それぞれのご家庭でレンガを育てていただく事にしました。
    違う環境で育ったレンガをまた集めて、最終工程の「焼き」を経て十勝レンガの完成となります。

    焼き固めて完成した後には、レンガを積み上げるワークショップも計画しています。
    次回も多くの方のご参加をお待ちしています。