つくるもの
神棚は、身近な空間に祈りの場を生む、神様をお祀りするためのお社と棚です。
おかげさまでは、ご依頼いただいた神棚を
ひとつひとつ丹精を込めて職人の手で製作しております。
大きさや材料をはじめとしたご要望やご予算に合わせて、
一点ごとに受注生産でお作りいたします。
神棚へのこだわり
1 精緻な加工技術
神棚のお社は伊勢神宮と同じ神明造。最小の部材は木口(木材の端部)が9mm×9mmで、製作に必要な大小合わせて約60種の木部材を全て手加工し、組み立てています。部材の結合には金物は使用せず、伝統的な仕口*1や継手*2 の技術を使っております。
*仕口⋯二材以上の材を片方または相互に工作を施して組み合わせる工法、又はその部分
*継手⋯二つの木材の注ぐ部分を互いに半分ずつ欠き取り、重ね合わせて継ぐ方法
2 風土とつながる雲板
雲板は、棚板の前面最上部に取り付けられている波型の板のことです。おかげさまでは、お客様の住む場所の地域性、歴史的な背景、地理的条件などを意匠に活かした雲板を製作いたします。ご希望の場合はお申し付けください。
3 稀有な国産材、尾州桧
神棚に使用する木材は、長野県の木曽谷から産出される樹齢200〜300年の天然木、尾州桧。その自然環境の厳しさから通常の檜の約3倍の時間をかけて成長するため、木目が緻密で、経年による木の収縮が少ないのが特長です。見た目が美しい上に高い強度や耐久性をも誇る、最高峰の桧材です。(ご希望により、その他の材料でもお作りいたします)
4 伊勢より届く神具
神棚に必要な神鏡や瓶子、水玉などの神具はすべて伊勢より取り寄せたものを設置いたします。
製作の流れ
-
1 打ち合わせ
お客様から、神棚へのご希望などをご相談いただいたのち、製作の打ち合わせを行います。
大きさや仕様、設置する場所などを詳しくお伺いした上で、
具体的なイメージを共有いたします。 -
2 お見積もり
ご相談いただいた内容を踏まえて、神棚のお見積もりを作成いたします。
-
3 製作
お見積もり内容をご確認いただいた後、製作に入ります。納期はご相談ください。
- å
4 設置・造作
製作完了後、神棚をお客様のご希望される場所へ運搬し、設置および造作を行います。