おかげさま日誌

  • 2025.08.15

    清泉寺 唐破風鬼板を修理しました

    清水町にある清泉寺さまからのご依頼で、本堂の鬼板を修理させていただきました。

    正面唐破風にある鬼板です。

    長年の風雪での痛みが激しく、内部の木材が腐るなど、老朽化が進んでおりました。

    屋根の形に沿って細かく寸法を取ります。

    修理を機に鬼板と鳥襖のデザインを少し変更いたしました。
    ポイントは、鳥襖の曲線です。
    修理前は太く短い形状だったものを、細身で伸びやかな形へと変更いたしました。

    原寸図を起こして、鬼板と鳥襖のデザインを検討していきます。

    加工は三年目の若手が中心となって進めました。

    取り付けは7月の猛暑日でした。
    直射日光が照りつける屋根では、手袋をしていても銅板が熱く過酷な作業でしたが、無事に終了しました。

    昨年度は記録的な大雪となった十勝。
    真新しい鬼板で安心して冬を迎えていただけることを嬉しく思います。