おかげさま日誌

  • 2025.10.01

    オランダからインターンを迎えました

    おかげさまでは9月からインターンシップの学生を一人、迎え入れております。
    オランダ・アムステルダムからやってきたベニーです。
    来年1月末までの予定で、毎日工房で作業をしてくれています。

    先日21歳の誕生日を迎え、工房の皆でお祝いをしました。

    オランダでは木工と家具の専門学校に通っていて、卒業制作のためにインターンを決めたそうです。
    以前から伝統的な日本の建具に創作のアイデアを得ていて、木組みなどの技術をできるだけ多く学んで制作に活かすため、おかげさまを選んだと言います。

    おかげさまでの最初の仕事は、レンガ作りのための粘土粉砕作業でした。

    永祥寺様で行われたレンガ作りのワークショップでも、参加者の方々と積極的にコミュニケーションをとり共同作業に勤しみました。
    「思いがけない体験でしたが、色々な人の手助けをするのはとても楽しかったです」と話してくれました。

    いま携わっているのは永祥寺様の納骨堂建設に使用する部材の制作です。
    木取り、木作り、刻みなど、職人たちの仕事を手伝ってくれています。
    オランダの内装では合板を使うことがほとんどだそうで、おかげさまで“本物の日本の木”に触れられることが幸せだとベニーは言います。

    おかげさまでは、社寺建築以外にも多岐にわたるプロジェクトが進んでいます。
    インターンシップが始まって一ヶ月経ち、どんな印象を持ったか聞いてみました。

    ベニー : とても楽しいです。毎日何か新しいことを学んでいて、それはまさに自分が望んでいたことなのです。
    ここでは様々なことが起こっていていつも同じではありません。それが面白いです。

    おかげさまの日常には英語が飛び交うようになり、皆にとっても良いコミュニケーションが生まれています。

    おかげさまでの多様な仕事に触れて、日本でのベニーの学びがより豊かなものになることを願っています。