おかげさま日誌

  • 2022.07.04

    解体〜再構築

    3年前におかげさまで店舗の施工をした、音更町にあるパン屋のtoi(トイ)様。https://www.toi-naturel.com/

    この度、敷地内にある古い牛舎を解体し、その場所にお客様のフリースペースを兼ねた住宅を建てることになりました。

    屋根から順に解体していきます。

    二階には大量の干し草。ここに一時保管し、床の開口部から一階に落としていたようです。

    構造材にはナラ材を多く使っていました。

    風通しの良い場所のせいか、土台と一階の柱以外はまだまだ利用する価値のある材料という印象です。

    解体後、再び組み直す可能性があるため、柱や梁に番付を書いた札を張り、後で間違いのないようにしておきます。

    二階部分がなくなりました。

    建物の東側は丘になっていて、絶景が広がっていました。

    牛舎には様々な余韻が残っていました。

    解体をしながら建物の歴史や地域性について色々と脳裏をよぎるものがあります。

    一階部分もなくなりました。処分するゴミの分別と解体した構造材の洗浄作業へ移ります。

    釘などの余計なものを抜き取り、高圧洗浄機を使って掃除をします。

    これからこの古材と向き合い、どのように扱うべきなのか深く掘り下げていこうと思います。